メディア学部 メディア情報学科

「制作演習」(映像・紀尾井町)での番組制作

竹藤佳世

2年生後期からの「制作演習」「映画制作」といった授業では、学生たちが、実際に自分たちで映像作りに取り組んでいます。今回はその中から、紀尾井町キャンパスで行われた番組制作の授業についてご紹介したいと思います。
1年生での基礎の勉強から、いよいよ実践的な勉強へ。企画や構成といったプランの段階から始まり、各班の会議や先生のチェックを経て、撮影に入ります。


今回は、全員がある程度映像の演出と技術を身につけることを目標に専門の先生方から指導を受け、ディレクター・撮影・照明・録音・出演など、さまざまな役割を分担し、2本の番組を作りました。





外でのロケーション撮影は、太陽の光の向きや動きに常に気をつけ、タイミングをみはからって素早くしなければなりません。チームワークも大切です。
ディレクターの指示を受け、手持ちでがんばって撮影。











企画・構成を指導する鬼丸先生は、「所さんの目がテン!」の監修もされています。今回はインタビュー出演もお願いしました。








録音の高橋先生に、マイクブームの持ち方から教わります。











撮影・照明の指導にあたる辻智彦先生からアドバイスを受けて・・・











「おっ、これ結構いいんじゃない?」ようやくアングルが決まってきました。










バラエティー番組「やってみまSHOW!!!」(仮)のスタジオ部分。
番組収録ではよく使われる「マルチカム」、複数のカメラで同時に撮影します。










この日は3台のカメラで、それぞれ位置や画面サイズを変えて収録しました。実は一番時間がかかるのが照明。この時は蛍光灯ライトをメインにしました。










ディレクターは、モニタをチェックしながら出演者とスタッフに指示を出します。











ドキュメンタリー用のカメラも入って、この日は4台のカメラが回りました。












何とか撮影を予定通り終了!ちょっとリラックスして記念撮影。

撮影が終わったあとは、編集作業。TV/映画の業界で広く使われているファイナルカットプロというソフトで、マルチカム撮影の素材をスイッチングしていきます。
この後もオープニング映像の作成やエンドロール、テロップの作成、BGMの選曲や音響効果など、さまざまな行程を経て映像が完成します。

こうして完成した映像は、今後、学外への発表も検討しています。その時にはまたお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに!

                     メディア学部 映像芸術コース担当 准教授 竹藤佳世

幕張メディアスタジオの使用終了

幕張キャンパス(幕張メディアスタジオ)は、2008(平成20)年2月からサテライトキャンパスや産学連携の拠点として、主にメディア学部と国際人文学部国際文化学科で活用してまいりましたが、千葉東金キャンパス、東京紀尾井町キャンパスの施設充実に伴い、2014年(平成26年)2月末日をもって使用を終了することとしました。

なお、今後も幕張地区における産学連携やプロジェクト教育、フィールド教育は継続し、さらに教育・研究活動を充実させてまいります。