メディア学部 メディア情報学科

日活撮影所での映画実習「映画制作Ⅰ」



日活撮影所のスタジオを使用し、映画撮影の基本技術の取得を目標に、短編ドラマの撮影実習を行ないます。映画制作の拠点である日活撮影所内で実習を行なうことで、プロフェッショナルの撮影現場の技術、スタジオワークの基本を学んでいきます。

映画制作Ⅰメイキング
 東京調布市にあるTV、CM、映画、PV等の
撮影効果業務を行う『グリフィス』を見学しました。
 http://www.youtube.com/watch?v=ISfHltnYnW8&feature=youtu.be
 日活撮影所内にある学生専用スタジオ『Gst』で
行われた撮影風景です
 http://www.youtube.com/watch?v=Az1U3sLNY7M&feature=youtu.be

実習期間  前半11/7(水)〜11/29(金)
      後半11/30(金)〜12/2Ⅰ(金)
      月曜〜金曜 1〜4限の集中授業とする。
      撮影時間によっては、1限開始前、4限終了後の作業時間も必 
      要とする。

参加学生  90名(11/4現在)を、前半、後半グループに振り分け、
      前班グループ、A,B班、後半グループC,D班、計4班に別れて実
      習に取り組む。

実習内容  20分程度の短編映画を、撮影期間8日間で撮影し、それに向け 
      ての準備を行なう。(作品の仕上げは、紀尾井町の制作演習の時間 
      に行なう。)
      調布市と連携し、調布の商店街CMを制作する。
      (実習諸準備、調布CM準備は、紀尾井町の制作演習の時間でも
      行なう。)
      日活実習期間中に、映像関連企業が集中する調布市エリアの企業   
      見学を実施する。

担当教員  金田、佐藤、及川・(専任)
      上野、中澤(撮影)、矢部(照明)、堀北(記録)、高橋(録音)
      松本(VFX)・(非常勤講師)
      村田(メイク・外部講師)
      田中、春木(撮影サポーター)、石鍋(録音サポーター)

実習目的(学生に向けて)

今回の日活撮影所での映画制作は、学生作品としてのオリジナリティの追求よりも、プロフェッショナルな映画技法の基本を学ぶことを目標としています。
映画のスタイルは、さまざまあります。どれが正解ということはありませんが、一度、基本を学んでおくことは、とても重要なことです。
絵を描くのに、ルールは入りませんが、デッサン力がとても大切なことと同じ理由です。
今回の実習では、先生が書いた原案、脚本をベースに、学生が脚本を加筆し、その中から4本、学生が選び、映画制作に取り組んでいきます。
これから先、映画やドラマの仕事では、ストーリーは自分たちの身の回りの出来事、等身大の物語ばかりではありません。自分が出会ったことがない人間、行ったことがない場所、知らない文化まで、想像力を使って、演技、演出、撮影しなければなりません。映画制作において、他人は、どんな気持ちをしているか、人間を深く考えること、知ることが最も大切なことです。

今回の脚本、原案は2本ありますが、それぞれ「タイムスリップ」のアイデアをもとに、ファンタジー色の濃い物語です。空想の世界を、どれだけ本当らしく見せることができるか、それぞれのパートの力にかかっています。セットでの合成撮影もふくめ、技術的に学ぶべきことが多く盛り込まれた展開になっています。各パートから、自分の意見をどんどん出し合って、脚本を肉付けしていって下さい。

イメージを語るのは簡単です。実際にそれをどうやって形にしていくか、それを実現するために必要なのが技術です。今回の実習の場がそれを学ぶ機会です。プロの現場では、失敗は絶対許されません。失敗できるのは、学生だけの特権です。これから実習の場では、失敗を恐れず、必ず何故うまくいかなかったのかを考えることで多くを学び取って下さい。

幕張メディアスタジオの使用終了

幕張キャンパス(幕張メディアスタジオ)は、2008(平成20)年2月からサテライトキャンパスや産学連携の拠点として、主にメディア学部と国際人文学部国際文化学科で活用してまいりましたが、千葉東金キャンパス、東京紀尾井町キャンパスの施設充実に伴い、2014年(平成26年)2月末日をもって使用を終了することとしました。

なお、今後も幕張地区における産学連携やプロジェクト教育、フィールド教育は継続し、さらに教育・研究活動を充実させてまいります。