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2017.5.24
【報告】「世界一大きな授業2017」(第1回)を実施


国際開発研究会有志は、今年度も「世界一大きな授業」にエントリーし、世界の教育問題について問いかけました。参加者は、小学校に通えない子どもや読み書きができない大人、教育の機会が与えられなかった人々が直面する厳しい現実を知り、教育の大切さと全ての子どもたちが質の高い教育を受けられる社会づくりの必要性について考え、討論し合いました。

 


現在、世界には戦争や貧困をはじめ、様々な理由により、学校に通えない子どもが6,100万人、読み書きができない大人は7億5,800万います。2015年に国連総会は「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択し、2030年までにすべての子どもが質の高い教育を受け、大人の識字率を改善することを目標として掲げました。この「世界一大きな授業」では、世界の現状を知り、教育の大切さについてみんなで考えようという地球規模のイベントとして始まりました。したがって今年度も、国際協力に関心を持つ学生が中心となり、啓発活動の一環として授業を実施しました。

 


この日は、「教育と資金」をテーマに授業を行いました。クイズをしながら、「世界の子供たちが学校に行けるようになるにはいくら必要なのか?」や「援助額の現状」などの資金について学び、最後には「どうしたら世界の子供たちが学校に行けるのか?」について、ディスカッションを行いました。

授業を準備し、実施したのは2、3年生のメンバーでした。その授業を受けたのは、主に入学したばかりで国際問題に関心を持つ1年生が中心でした。

 


ディスカッションでは様々な意見が出され、対話を通じて、異なるものの見方、考え方についても触れることができました。意見を一つにまとめるのはなかなか大変な作業でしたが、問題の複雑さを垣間みることができ、考えさせられました。次回は、5月30日に実施します。