9月30日と10月１日の2日間、東京・お台場センタープロムナードにて日本最大級の国際協力イベントであるグローバルフェスタJAPAN2017が開催され、本学の学生ボランティア団体が出展しました。

今年のグローバルフェスタのテーマは「Find your Piece! ~見つけよう、わたしたちにできること」でした。本学の学生団体である国際開発研究会は、「大学生にできる国際協力とは」をテーマに、持続可能な開発目標（SDGｓ）と17のゴールを一つひとつの活動と関連付けながら、より具体的な展示による活動報告をおこないました。また、活動報告コーナーでは、当学生団体の紹介と活動について、また特に９月に実施したベトナム研修について、参加学生が報告しました。ベトナムで大変お世話になった公益財団法人国際開発救援財団(FIDR)さんのみなさんとも会場でお会いできました。現地で感じたことを自分たちの言葉で伝えることができ、また学生にできる国際協力とはなにかについて考える機会となり、充実した二日間となりました。

＜参加学生の感想＞
私は在学中、毎年のようにこのイベントに参加しており、今年で４回目となりました。今年は、昨年度より展示方法に力を入れ、より多くの活動に関する報告に展示パネルを用いて作成し、来場された人々が私たちの団体に興味関心を抱いて貰えるよう、工夫を凝らしました。また、活動報告コーナーにおいては、今年も国際開発研究会の団体紹介と9月に実施したベトナムでの海外研修の報告会も行いました。卒業しても、グローバルフェスタには参加し続けたいと思います。
（国際交流学科４年　新井さん）

＜初めて参加した学生の感想です＞
私は今回初めてグローバルフェスに参加しました。初めはどのようなイベントなのか想像が付かなかったのですが、行ってみるとたくさんの出展ブースがあり、驚きました。アジアの手作りの雑貨を展示販売していたり、エスニック料理の販売ブースでは、ワニの肉を焼いたものやケバブなどがあり、多様な文化に触れながら楽しむことができました。

私たちはベトナム研修について感じたことを発表したり、国際開発研究のことなどについて展示しました。会場ではベトナム研修で学んだことや体験したことなどをしっかりと発表できました。これまで知らなかったことを会場では学ぶことができ、また途上国の現状なども知ることができました。会場で学んだことを、これからの活動にも活かしていきたいと思います。
（国際交流学科１年　神宮さん）

私は高校生のときから、グローバルフェスタに参加しています。これまでは見る側で、去年は城西国際大学のブースを高校生として見学したのですが、今年からは来客としてではなく、紹介する側となりました。そこでまず感じたのは、ブースを見てもらうための呼びかけはとても難しいということです。声を出して呼び込みをすれば多くの人に来てもらえるという訳ではなく、海外に行って何をしたかなど、もっと来場者に興味を持ってもらえるようにいろいろとブースを工夫し、展示することが求められると思いました。

ブースを訪れてくれた人々の多くは、ベトナムの少数民族カトゥー族について興味を持ってくれたと感じました。カトゥー族の人々やその暮らしについて、少しでも多くの人に知ってもらえて良かったと思います。また、他の団体のブースを見学して知らなかったことを学び、情報などもみんなでシェアできたのでいい刺激になりました。次回でも、もっと工夫してサークルの活動内容を紹介していきます。
（国際交流学科１年　行木さん）

＜展示と活動報告の感想＞

私たちは、東京で行われたグローバルフェスタ2017に参加し、ベトナム研修中に訪問したカトゥー族の村の簡易調査の結果やベトナムの孤児院について発表しました。テント内の設営を自分たちで行い、ベトナム研修で撮った写真や実際にカトゥー族の村で使ったもの、購入した物を展示しました。当日は様々な年代や国籍の方々が私たちの展示物に興味を持ってくださり、とても嬉しかったです。また、村の人に協力してもらって作った地図を私たちでアレンジして塗り絵ができるようにしました。そして当日、塗り絵ブースを設け、子どもたちにカトゥー族について教えながら、塗り絵を楽しんでもらいました。その様子をみて、作成したかいがあり、喜びに浸りました。

午後には、特設ブースで活動報告を行いました。私たちの発表をFIDRのみなさんが特設ブースまでいらしてくださいました‼︎　とても嬉しかったです。そのお陰でさらに緊張してしまい、うまく話せるか不安でしたが、最後まで熱心に聴いて下さったので、堂々と発表することができました。私たちが伝えたい事を、聞いてくださる方たちがいることはとても幸せでした。

研修中は、普段の自分とは全く異なる生活を送っている人々を目の当たりにし、研修直後は、今の自分にできる事は何かと深く考えさせられました。そんな時に、グローバルフェスタという、私たちが行った活動を発信できる場があり、研修後の課題を一つクリアできたことは達成感に繋がりました。
（国際交流学科3年　鶴窪さん）