ニュース

HOME >ニュース >地域とのつながり -「血圧、心臓のお薬の話"なぜ必要なのでしょう?"」

地域とのつながり

-公開講座-
「血圧、心臓のお薬の話"なぜ必要なのでしょう?"」

写真1
講演前 写真2
講演後 写真3
質疑応答

日時:平成21年9月5日(土)
場所:城西国際大学薬草園

 大多喜町教育委員会共催の城西国際大学公開講座の一環として、小嶋 文良教授(薬物治療学講座)が、大多喜町民を始めとした地域住民の方を対象に 「血液、心臓のお薬の話"なぜ必要なのでしょう?"」の講演を行いました。
 当日は、一般の方26名、薬草園職員や役場の職員が参加し、総勢28名余の集まりとなりました。

 まず始めに一般的なことですが、お薬を使う上で重要なポイントである薬の種類、飲み方、使い方についての基本的な説明が行われました。 これまで何気なく使っていた薬の飲み方や外用薬の使い方、特に注意していなかった食後、食前、食直前などの用法の違いは薬によって意味があること、 用法を守ることの重要であることの解説が行われました。

 次に今回の主題である血圧や心臓のお薬についての講演が行われました。実際のお薬の話になる前に、なぜ年とともに血圧が高くなるのか、 血圧が高い状態が続くと脳出血などの危険性が増すだけでなく、心臓への負担が大きくなり、心不全になる危険性があること、健康で長生き するためには血圧をコントロールすることが重要であることが説明されました。その後高血圧のリスク分類、降圧剤の種類や働き、心臓の負担を減らすβブロッカーの働きや注意点、なぜお薬が多くなっていくのか等の解説が行われました。さらに血圧コントロールに重要な塩分について、その摂りすぎによる血圧上昇の仕組みについての説明が行われ、 お薬にだけでなく、食事における減塩の重要性について学びました。

 特に血圧の薬は多くの人がつかっており、身近なものであるにもかかわらず、 その必要性についてよく理解しないで飲んでいた人も多く、降圧剤に限らず自分のお薬のことなどについて 講演時間終了後も活発な質疑応答がなされました。

 今後も開かれた大学として積極的に地域社会に貢献します。

ニュース一覧 ページへ

ページトップへ