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薬卵・医療人育成プログラム

-平成21年度城西国際大学-
未来講座 健康マネジメント講座

鴨川研修でのプレゼンテーション
鴨川研修でのプレゼンテーション プレゼンテーション資料
プレゼンテーション資料 最終発表会
最終発表会

期間:平成21年11月〜平成22年3月
報告者:研究支援委員会(協力:衛生化学研究室)

 城西国際大学では、企業の支援を受けた寄附講座(未来講座)が開講しております。本講座は学部横断的な活動が特長であり、 平成21年度には5名の薬学生がこの講座に参加しました。本講座の平成21年度の活動テーマには「環境」が取り上げられ、 薬学生はその中の健康マネジメント講座に参加し、衛生化学研究室の河合講師の指導のもと、「睡眠」についての調査研究を行いました。

 近年、睡眠障害(不眠症など)を抱える人が増えてきており、薬物治療を行っている人も少なくありません。しかしながら薬物による治療は一過性のものであり、 耐性を獲得しやすいことなどから、今後生活習慣と睡眠環境の改善を中心とした睡眠衛生指導(非薬物療法)を導入することが期待されています。そこで睡眠のメカニズムを調査することを目的に、 睡眠に関する文献調査や実際に睡眠時の生理的変化(脳波)や行動変化(加速度計による寝返り回数)などを測定し、より健康的(快適)な睡眠がどのようなものであるのかについて検討しました。

 2月には大学付属施設であるJOSAI安房ラーニングセンター(鴨川市)にて宿泊研修を行い、これまでに収集したデータの解析やプレゼンテーション資料の作成、およびそれまでの活動報告を行いました。 薬学生それぞれが積極的にこの研修に参加している様子が伺え、他学部の学生や教員とも情報交換や懇親会での交流を通じたコミュニケーションなど、お互いに多くの刺激を与えていたようでした。

 そして3月末には、未来講座協賛企業の方々の前でこの半年間の活動報告と今後の展望に関するプレゼンテーションを実施しました。参加した薬学生は、この活動を通じて、「自ら考えて、行動する」姿勢が身につき、 また「プレゼンテーション能力」の向上も図れました。発表は無事に終了し、薬学生の所属する健康マネジメント講座は最優秀プレゼン賞を受賞することができました。

 今後もこのような支援や機会を積極的に活用し、学部教育の一層の充実と薬学生の人間力の向上を促す支援を継続していきたいと思います。

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