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産学連携

イオン・ハピコム人材総合研修

イオン・ハピコム研修担当
イオン・ハピコム研修担当の方々 研修開始前
研修前の様子  
研修の様子1  
研修の様子2  
研修後の様子
場所:城西国際大学 L棟
報告:薬学教育委員会

 城西国際大学薬学部では、地域医療に積極的に貢献しようとする企業との連携を積極的に行っています。5月8日、9日の両日、イオン・ハピコムの新人薬剤師研修を薬学部の実習施設を使用して実施しました。 イオン・ハピコム人材総合研修機構は薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた薬剤師の卒後教育のプロバイダーとして地域に医療に貢献できるドラッグストア薬剤師の教育に力を注いでいます。
 今回は薬学部5年生の4人が新人薬剤師に混じってこの研修の一部に参加しました。学生達のレポートからその内容を紹介します。

 研修内容:午前中の研修内容は「理想の服薬指導を目指して」というテーマで服薬指導、グループワークを行いました。服薬指導では、薬剤師・患者役に分かれて患者情報の確認や薬の説明、服用時の注意、 カウンセリングなどを行いました。フィードバックはポジティブかつ具体的なコメントをし、それを受けてグループで良かった点・改善すべき点をまとめ、理想の服薬指導について話し合いました。 グループワークでは必ず役割が与えられ、口頭での発表とロールプレイでの発表をし、私たちも実際に前に出て説明やロールプレイを行いました。   午後からは調剤の流れを実際に行い、トレーナーの方に指導をしていただきました。まず受付で処方箋と保険証を預かり、お薬手帳・ジェネリック変更の確認、初回質問表の依頼を行いました。 次に処方せん鑑査、生じた問題については医師役に電話をして疑義照会をし、薬袋作成を行いました。計数調剤では薬剤を取るとき・計るとき・戻すときのそれぞれの工程において、医薬品名・剤形・規格の3点確認を行うよう指導され、 再度処方箋と薬剤、処方せんと薬袋を照らし合わせ最終鑑査を行い、最後に5分間で薬剤交付・服薬指導を行うといった研修内容でした。

 感想
学生A
 前半は2人一組になって服薬指導のロールプレイを行いました。学生時代の実習とは異なり、初回インタビューシートから様々な事が読み取れる設定でした。15分という長い時間でしたが、上手く情報が引き出せず服薬指導の難しさを感じました。 その後、理想の服薬指導とは何かというディスカッションをグループで行いました。グループ毎に様々な意見が出ました。後半はグループで処方せん受付から薬歴管理までの調剤の流れを通しました。アドバイザーの方の意見はもちろん、メンバーの演技にも真剣に耳を傾けていました。
 1日を通して、少しですが理想の服薬指導、薬剤師業務が分かったような気がしました。

学生B
 今日の研修は刺激的で、とてもいい経験となりました。学生実習よりも、より実践的でより深く、目の前に患者さんがいることを意識した服薬指導、調剤フローを学ぶことができました。また、今まで考えもしなかった視点での考え方や大学内の実習だけでは気付かなかった新たな発見がたくさんありました。 そして、研修に臨む姿勢やあいさつなどの社会人としてのマナーはすごく身になり、この経験を実務実習で生かしたいと思います。

学生C
 すぐに実務実習が始まることもあり、少しでも多く学び、良い点をたくさん収穫したいと思い今回の研修に参加しました。薬剤師役をやってみて、患者さんの不安な気持ちを聞きだして、取り除くことの難しさ、自分自身の知識不足、コミュニケーションの大切さがよく分かりました。実習前に自分の課題を見つけることが出来、短い時間でしたが貴重な経験をすることが出来て本当によかったです。

学生D
 緊張していたこともあり、すごく疲れました。しかし多くの社会人の中で一緒に学ぶことはとてもいい経験になりました。私はドラッグストアに就職を考えているということもあり参加したのですが、私も就職したらこういう研修にでるのかと思うと自分の未熟さにとても恐くなりました。これからは自分のために勉強するだけでなく患者様のためを思い色々なことを学んでいきたいと思います。

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