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学生の活動

日本ACLS協会 BLSヘルスケアプロバイダー

受講学生
小鳥居佳輝くん(左)、大木克弥くん(右)
認定書
認定書
人工呼吸の訓練
人工呼吸の訓練
AEDのトレーニング
AEDのトレーニング
 
 臨床医学研究室(佐仲雅樹 教授)に所属する学生が、日本ACLS協会が認定するBLSヘルスケアプロバイダーを取得しました。
 日本ACLS協会はアメリカ心臓協会(AHA)と正式に提携した国際トレーニング組織で、一次救命処置(BLS;Basic Life Support)、二次救命処置(ACLS;Advanced Cardiovascular Life Support)、小児二次救命処置(PALS;Pediatric Advanced Life Support)、また一般向けのハートセイバーAED講習会を開催したり、BLS・ACLS・PALSインストラクター、トレーナーを養成したりしている機関です。
 本学学生が受講したBLSヘルスケアプロバイダーは、主に医療従事者を対象としたもので、成人、乳児、小児の一次救命処置、気道異物の除去、AEDの使用法を学びます。医療人教育を推進する本学では、今後多くの学生がこのような研修や資格取得に積極的参加するよう教育していきます。
 
以下、参加した学生のコメントです。

小鳥居佳輝くん(5年生)
 講習は、チームで行うCPR(一次救命処置の略)の重要性や、より多くの人に理解してもらう為にアルゴリズムの簡略化などが強調されており、成人〜乳児のCPRの映像を見ながら手技を練習していく方式でとても分かりやすく勉強になりました。講習を通じて感じた事は、CPRというものは誰でも出来そうな事なのに曖昧に覚えている部分が多いため、いざという時には役に立たないと感じたことでした。 しかし、CPRは医療従事者として最低限知っておかなければならない事が多く、薬剤師としては在宅の訪問先で患者さんが倒れており、一人で救急隊が到着するまでなんとかしなければならないシチュエーションなどは容易に想像できます。また、医療従事者として人を救うという点では最も基礎的で共通している部分であり、薬学部でもより徹底するべき点ではないかと思いました。 今回の講習では医師を始め、看護師や理学療法士(リハビリ)など様々なコメディカルの方々が参加し2〜3人が一つのグループとなり講習を進め、コミュニケーションを取りながら行っていきました。講習に参加することで、他職種の人たちと交流を図る一つの方法でもあると感じました。今回の経験が無駄にならないように多くの薬学生に適切なCPRを学んでもらい、またその意義を広めていきたいと思いました。

大木克弥くん(5年生)
 他の受講者は看護師や救急救命士が多いようでしたが、薬剤師はおらず、また学生は自分だけでした。BLSヘルスケアプロバイダー免許を取得して思うことは、自分ができるだけでなく、その場に居合わせた人に指示ができることが重要ということです。二人以上で行うBLSのほうが効果的です。実際にBLSが必要な人に出くわしたとき、その場に居合わせた人たちが訓練を受けている人間であるとは思えません。 そのような人たちに指示を出して動かせるように緊急時でも冷静に指示を出せることが重要だと考えます。 薬剤師の仕事をしていれば周りには健康に何らかの問題がある人が多くなると思います。その時にBLSの資格を持っていれば、周りの人で心臓に不安のある人には安心感を与えることができると思います。薬局やドラッグストアでBLSを紹介することもできるのではないでしょうか。

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