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地域との連携

九十九里地域医療夏期セミナー 2011

 
 平成23年8月27・28日に九十九里地域医療夏期セミナー2011(主催:千葉県立東金病院、共催:城西国際大学ほか)が開催され、本学教員および薬学生12名と福祉総合学研究科大学院生5名が参加しました。 本セミナーは「多職種協同共育」をテーマに、医師、薬剤師、看護師をはじめとする医療従事者や医療系学生、地域医療に関心を寄せる福祉・情報・ビジネスを含む多分野の学生が参加し、地域住民・行政・医療関係者から直接、 地域医療の現状や期待など生の声をヒアリングするとともに、これからの地域医療の在り方について討議しました。参加した学生からは、「多職種と連携して地域を支援できる薬剤師を目指したい」、 「患者さんを、より理解し支えとなれる薬剤師を目指したい」との声が挙がると共に、改めて「薬の専門家としての薬剤師」の意義を感じたようです。 本セミナーを通じた、多職種医療従事者との交流や実際の患者さんとの出会いは参加学生に多くの刺激やさまざまな感情をもたらしたようです。

<セミナー日程>

実施内容
1日目
・オリエンテーション/アイスブレーキング
・フィールドワーク
2日目
・ワークショップ
 「チームアプローチで学ぶ災害医療 〜亜急性から慢性期へ」
 「高血圧について考える 〜血圧が高くなった時、あなたはお薬を飲みますか〜」
・基調講演:「地域の医療を育てる〜多職種協働教育の取り組み〜」
・フィールドワーク実施発表会

 セミナー実施レポート (新しいページが開きます。)
 

《参加者感想》
 山武地域の医療過疎が問題となっていることは確かなことだと思います。でも、フィールドワークの報告を聞いて、それぞれの施設で地域の活性化や地域住民との繋がりを作りやすい環境作りが行われているということを初めて知りました。地域みんなで支え合おうという思いをたくさん感じました。ただ、これだけ多くの施設で様々な活動が行われていてもまだまだ私のように今回のようなきっかけがなければ地域の活動に気付く事が出来ない人もたくさんいると思います。だからこそセミナーに参加した私たちも含め、その活動を知っている人が先頭に立って伝えていかなければならないと思いました。

 今回のセミナーを通して、山武地区の医療連携のすごいところと問題点をそれぞれ知ることができました。東金病院を中心にわかしおネットワークがあり、市役所や商工会議所のようなところまでもが、医療とのつながりを作っていくことにより、地域全体が医療に向き合っていくという考え方がすごいなと思いました。人と人とのつながりを大事にし、誰もが患者様の事を第一に考えられるようなシステム作りをしていくことが地域医療において一番重要なことだと思いました。  「在宅診療」のところで、他職種との連携があまり取れていないと聞き、もっと積極的にネットワークを作っていくべきだと思いました。今回フィールドワークを行った9か所がネットワークを持つだけでも山武地域での連携が充実すると思いました。

 

 このような経験を積み重ね、それぞれが「目指す薬剤師像」に近づくための医療人教育を実践していきます。

 なお、本セミナーについては「ちば地域医療応援ネット」にて「九十九里地域医療セミナー2011 明日の地域医療を担う学生たちが、現場を体験」というタイトルで紹介されました。

九十九里地域医療夏期セミナー ホームページ http://99seminar.web.fc2.com/



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