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城西国際大学第5回生涯教育講座

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 5月12日に埼玉県坂戸市の城西大学清光会館にて第5回城西国際大学生涯教育講座(第48回城西大学生涯教育講座)が開催されました。両校の卒業生,地域薬剤師,管理栄養士併せて約300名が受講されました。 今回は昨年来,話題となっている放射線にフォーカスし,「放射線と健康危害−医療者がもつべき知識—」とのタイトルで,2演題の講演があり,活発な討議が行われました。
 1題目の演題は放射医学総合研究所緊急被ばく医療研究センター被ばく医療部生体内汚染治療室室長の石原弘先生より, 「放射線とその人体への影響について〜使用される薬物〜」と題し,放射線・放射能被ばく,被ばくによる人体への影響,自然放射線による日常被ばく,医療被ばくと放射線災害,放射線災害と薬剤の5つのカテゴリーを過去の事例や具体的な数値等を交え基礎的な部分から分かりやすく講演いただきました。 また2題目は内閣府食品安全性委員会事務局評価課課長補佐の林亜紀子先生より,「食品中の放射性物質による健康への影響について」と題し,食品安全のリスク管理,リスク評価のうち食品安全性委員会が担当するリスク評価の観点からお話いただきました。 この中で,核種ごとの安全性への検討結果や過去の放射線被ばくの文献より統計的に導き出した結果,食品中での放射性セシウムの基準値に関する話題など多岐にわたりご講演いただきました。
 今回は直接医薬品に関わる話題は多くありませんでしたが,管理栄養士,薬剤師などの医療従事者がもつべき知識の習得に非常に有益な講座となりました。講演終了後の懇親会では演者の先生を交えた意見交換が行われ,また卒業生が旧交を温める良い機会となりました。
 次回,第6回は生活習慣病をメインテーマに平成24年10月13日の開催を予定しています。
(生涯教育・卒後教育委員会 森 健二)


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