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地域との連携

JIU創立20周年記念 薬学部特別授業

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平井愛山先生
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ワールドカフェスタイルでの話し合い
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プロダクト作成
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発表
 
 5月12日(土)、JIU創立20周年を記念して薬学部特別授業(地域医療特論演習)を開講いたしました。
 千葉県立東金病院の平井愛山院長先生にお越しいただき「慢性疾患の重症化防止のために薬剤師は何ができるか?」を受講生みんなで討論しました。 当日は「ワールドカフェ・スタイル」と言って、カフェでモカフラペチーノ片手に会話を楽しむように、話に花を咲かせ、討論を有意義に進めるという形式で行いました。 ラウンドごとにグループを移動し、話をどんどん膨らませ、最後は初めのグループに戻り、集めた情報を持ち寄って、一つのプロダクトを作成して発表しました。学生たちには初めての試みでしたが、ワイワイガヤガヤ話をしながら、予想以上にアイデアが豊富に集まるユニークなディスカッションとなりました。
 受講者の中心は、実務実習に参加する直前の5年生。地域医療の課題の中で、医療財政を圧迫している糖尿病合併症の腎不全に基づく透析導入をいかに防ぐか?というテーマに、糖尿病治療薬の服薬コンプライアンスを高めることはもちろんのこと、健康教室開催による糖尿病豆知識の普及、ITネットワークを活用した情報の提供、さらには、お薬手帳の持参に地元商店街で活用できるポイント制を導入する、など学生ならではのユニークな発想もあり、あっという間の3時間、大成功の特別授業でした。
 超高齢化がすすむ医療過疎地域の地域社会を維持するために、医療福祉人材・行政・住民の理解と協力など、“地域総力戦”が不可欠であることを学びました。実務実習で直面する現実の課題に対し、この日の討論のように様々なアイデアを出して、克服していくことが期待されます。

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