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実践社会薬学の確立と発展に資する薬剤師養成プログラム 医薬品適正使用啓発活動報告

 

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前日の講習、お茶と鉄剤で変化があるかな?
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胃で溶けず、腸で溶ける錠剤
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準備OK
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さぁ、始まりました。
 

千葉県三大学(千葉大学、城西国際大学、千葉科学大学)が連携し、社会の高度化した要請にこたえることのできる薬剤師の養成を行う取り組み(http://www.p.chiba-u.ac.jp/renkei/)の一環として、医薬品適正使用啓発活動を実施しました。

今回、医薬品適正使用推進機構の先生方の指導の下、千葉大や千葉科学大学の学生16名と共に本学学生2名が江東区立東砂小学校および砂町小学校で「医薬品適正使用啓発活動」を実践しました。

医薬品適正使用啓発活動の内容は、「病気かなと思うのはどんな時?」、「そんな時どうする?」、「お薬は何のためにあるの?」、「お薬の飲む時間は?」、といったクイズから始まり、その後、小学生が4-6人のグループに分かれ行う薬に関する実験指導を行ってきました。「お薬はどうして水で飲むのか」、「胃で解けないで腸で溶ける薬について」、「お茶で飲むとどうなるのか」などの体験学習を通じて、小学生は目で見える変化に驚きながらも薬の剤型や種類、水で飲むことの重要性をしっかり理解できたようです。

同プログラムに参加したPTA会長より、「両校共に学校長をはじめ、PTA、保護者からも称賛の声が多く、何よりこども達がとても楽しい講義だったとの声が多くあった事が報告されています」、との連絡をただきました。

  学生の感想

  • 今回、薬剤師養成プログラムの医薬品適正使用啓発活動を受講することで、社会貢献活動に関わることが出来、とても有益でした。参加初日は「どんなことをするのだろう?」と緊張していましたが、他大学の学年の異なる薬学生とも触れ合え、先輩方に就活の話などを伺えたりと、多方面で良い刺激を受けました。
    小学校の訪問では、小学生と話すときは立ったままより目線を合わせて一人一人に視線を送りながら話す方がよりしっかり聞いてくれることや、言い方一つで興味を持ってくれたり持たれなかったり、またどう言えば分かりやすく伝えられるか、記憶に残って覚えてもらうことが出来るかといったことを考えながら自分なりに活動を行えたので、参加したことによってとても自分のプラスになったと思います。
    各大学の先生方、NPO法人の方々も気さくに話しかけて下さり社会勉強にもなりました。
    なにより私自身が楽しんで行えたのでこのような機会に参加できて良かったです。


  • 今回、2校の小学校で薬の使い方の講義に参加させていただき、直接子どもたちの表情を見ながら一緒に実験できたことはとてもいい経験になりました。授業の途中で出題された問題に答えられた時の子どもたちの笑顔や、酸化反応で色が変わったときの驚きの表情など、とても楽しそうな小学生を見ることができたことで、とてもやりがいを感じました。
    一方で、話すことに一生懸命になってしまって子どもたちの反応があまり見られなかったところがあったことは、とても反省すべきところです。せっかくの機会でしたので、もっとみんなの反応を見られるとよかったと思いました。また、多くの大学が合同で今回の医薬品適正使用啓発活動を行ったため、他大の薬学生と交流できたのも刺激になりました。短い時間で全員とお話しすることはできませんでしたが、てきぱきと物事をこなし、何事にも積極的に取り組む姿や、行動力など見習うべき点が多くあり、今後の自分への課題も見つけることができました。
    最後に、一緒に実験を行った子どもたちに「楽しかった」と言ってもらえたことがとても嬉しかったです。この授業に参加できて本当によかったです。将来、薬剤師として小学生に説明するときには今回の経験を活かして取り組んでいきたいと思います。






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