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薬学生が「薬原性錐体外路症状評価尺度 DIEPSS(Drug-induced Extrapyramidal Symptoms Scale)評価者講習会」を受講しました。

 

写真1
修了証を受領した学生
写真2
DIEPSS(薬原性錐体外路症状評価尺度)
全項目評価用紙

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JSPRS修了証書
 

薬原性錐体外路症状とは、医薬品が原因で歩行、動作緩慢、流涎、筋強剛、振戦などの副作用が起きた時の症状であり、抗精神病薬に多く発現します。なるべく早期に医薬品の副作用を発見することは薬剤師の責務であり、その評価方法を身に付けることはこれから実際に薬剤師になった時に非常に役に立ちます。

本年4月に開催された千葉県精神科専門・認定薬剤師講習会(千葉県病院薬剤師会主催)を受講した本学薬学生10名が、その評価者講習を受講しました。このDIEPSSの講習では、ビデオ映像を通じてさまざまな症状に対する評価を実践していきます。ビデオに出てくる模擬患者の歩行、動作緩慢、流涎、筋強剛、振戦アカシジア、ジストニア、ジスキネジアの8項目個別症状と、概括重症度の合わせて9項目の評価を行ってきました。その結果、受講した学生全員が修了証をいただくことができました。近い将来、臨床現場でこの講習会を通じて身に付けたスキルを活かして薬剤師として活躍することを期待しております。

<注釈>
薬原性錐体外路症状評価尺度DIEPSS(Drug-induced Extrapyramidal Symptoms Scale): 社団法人 日本精神科評価尺度研究会(JSPRS)が講習会を行い、認定している。抗精神病薬を服用中の精神科患者にみられる錐体外路症状を評価する目的で1994年に開発された合計で9項目の評価を行うスケール。



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