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松本健次郎先生が日本薬学会関東支部会において奨励賞を受賞しました。

 

写真1
写真1:受賞講演の様子
写真2
写真2:日本薬学会関東支部長
大森栄教授より奨励賞の授与

写真3
写真3:座長の労をとってくださった
帝京平成大学 矢野眞吾教授と

写真4
写真4:卒業生 細谷拓司君と喜びを
分かち合う


実施日:平成25年10月26日(土) 
場所:帝京大学板橋キャンパス
報告者:堀江俊治

  受賞研究「炎症性腸疾患モデル動物における温度感受性受容体TRPV1とセロトニンシグナリングの変化」(http://shibu.pharm.or.jp/kanto/syoreisyo_jusyosya.html)

第57回日本薬学会関東支部大会が2013年10月26日(土)に帝京大学にて開催され、松本健次郎先生(薬理学研究室)が平成25年度関東支部奨励賞を受賞しました。

本会は発表件数377演題、参加者総数約1000人が集まって、近年にない盛大な大会となり、その活気ある会場の中で、松本先生の受賞講演や授賞式も華やかに執り行われました。

薬学関係の教員・学生・企業研究者を会員とする日本薬学会関東支部では、毎年、41歳未満の若手の会員の中から基礎薬学または医療薬学に関する優れた研究業績を挙げた者を奨励賞選考委員会にて選び、3名の奨励賞を授与しています。今年は本学薬学部の松本健次郎先生にその栄誉が与えられました。 他の2名は東京大学、東京都医学総合研究所といった優れた研究機関の研究者が受賞しており、その一角に本学の教員が名を連ねたことは、本学の名声をさらに広める一助となることでしょう。

今回の受賞は、近年関東に新設された薬学部からは初めての受賞となりました。新設校でも前を向いて研究に取り組んでいれば報われる日が来ると言うことが示されたもので、他大学薬学部の教員からも賞賛の声が聞こえていました。

これも、松本健次郎先生の研究に対する熱意と努力が結実した結果であり、さらに、本学薬学部の研究環境・設備の良さ、本学薬学部が大事に育てている研究マインドを示すものと言うこともできます。

受賞の対象となった研究には、本学卒業生の細谷拓司君(現 株式会社富士薬品 研究所勤務)が卒業研究で取り組んだ成果も多数含まれ、本学学生の取組みも高く評価されるところとなりました。本研究内容は、国際学術誌Laboratory Investigation(インパクトファクター:4.4)に掲載されており、参照することができます。
Matsumoto, K., Lo, Wah, M., Hosoya, T., Tashima, K., Takayama, H., Murayama, T., Horie, S.: Experimental colitis alters expression of 5-HT receptors and transient receptor potential vanilloid 1 leading to visceral hypersensitivity in mice. Laboratory Investigation, 92(5):769-782 (2012)

これからも、JIU薬学部と大学院薬学研究科では、研究活動を通じて、学生の内にしかっりした研究マインドの根を育て、課題を発見し解決する力量を有するPharmacist-Scientistを輩出していきます。



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