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HOME >ニュース > 松本健次郎先生が日本薬学会関東支部会において奨励賞を受賞しました。

「第7回 城西国際大学 生涯教育講座」を開催しました。

 

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京都薬科大学学長 乾 賢一先生
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実施日:平成25年10月19日(土) 
場所:城西大学
報告者:森 健二(生涯教育・卒後教育委員)

 10月19日に城西大学にて第7回城西国際大学生涯教育講座が開催されました。本講座は、共同開催している城西大学薬学部の創立40周年記念事業の一環として開催されました。講師に大学病院で薬剤部長を歴任された京都薬科大学学長の乾賢一先生をお招きし「輝ける薬学・薬剤師の未来に向けて 〜医療現場と薬系大学の立場から〜」との演題で、3つの視点(医療環境の変化と薬学教育改革、薬剤業務の新しい展開と科学的基盤の構築、薬学・薬剤師の課題と展望)からご講演いただきました。

1つ目の視点からは昭和61年に10%程度であった院外処方箋の受け取り率が昨年には70%近くまで上昇し、この間の劇的な医療環境の変化に伴い薬剤師の責任は一層重いものになったことを示され、6年制薬学教育を受けた者は、問題解決能力を持ち、医薬品の適正使用に貢献できる薬剤師であること、薬局、病院以外でも臨床現場に精通した創薬研究者、開発者や薬学教育者、研究者、さらにはレギュラトリーサイエンスや薬事衛生担当者となること期待されていると述べられました。6年制移行後の薬剤師国家試験合格者の9割以上を占めているのは私立大卒業者であり、私大薬学部が薬剤師の誕生に大きく寄与していることを示されました。
2つ目の視点からは、薬剤師の業務内容の経時的な推移を示され、多様化する薬剤師業務をいかにリスクマネージャーとして活躍するか、チーム医療にどのように貢献するかを、京大病院での事例や研究例を挙げ述べられました。
3つ目の視点からは国際感覚をもった薬剤師や研究能力をもった薬剤師(pharmacist-scientist)の育成が必要であり、京都薬科大学での取り組や薬学博士課程の設置内容、専門薬剤プログラムの紹介をされました。
最後に輝ける薬学・薬剤師の未来に向けて、大学、医療現場、製薬企業、行政などのすべての薬学人が一枚岩となって努力することが必要であると締めくくられました。ご講演の後に懇親会を設け、講師の先生と情報交換や卒業生が旧交を温める機会となりました。次回の開催は平成26年5月を予定しています。



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