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第11回 セルフメディケーション学会が本学で開催されました。

 

写真1
シンポジウム1
「ダイレクト・スイッチOTC医薬品の新展開」

写真2
児玉教授による教育講演
「OTC医薬品の問題点と展望」

写真3
ポスター示説

実施日:平成25年10月5-6日 
場所:城西国際大学 紀尾井町キャンパス 1号館
報告者:懸川友人

  認定NPO法人、セルフメディケーション推進協議会(SMAC)の理事でもある本学薬学部、懸川友人教授(生理化学研究室)を年会長として、SMACが主催する第11回 日本セルフメディケーション学会が10月5・6日の2日間、東京紀尾井町キャンパスで開催されました。厚生労働省をはじめ首都圏薬剤師会、登録販売者協会、OTC医薬品関連団体の計13団体からの後援や30余りの団体・企業の協賛のもと、2日間で延べ400名に迫る参加者が集い、盛況に開催されました。

 高齢者医療と在宅医療を中心とした、地域医療を担える薬剤師の養成に力を注がれている中で、本大会では「セルフメディケーションの実践と安全性の担保」をメインテーマに、初日には「ダイレクト・スイッチOTC医薬品の新展開」のシンポジウムでは、澤村淳氏(エスエス製薬株式会社)と大槻 哲嗣氏(大正製薬株式会社)が、それぞれダイレクトOTC医薬品「アンチスタックス」およびスイッチOTC医薬品「エパデールT」について、安川憲氏(日本大学薬学部教授)と黒川達夫氏(慶応大学薬学部教授)からは、近未来に登場するOTC医薬品に関する情報が提供されました。このシンポジウムは薬事日報(10月23日付)に大きく取り上げられました。また同日の教育講演では、「OTC医薬品の問題点と展望」について本学大学院薬学研究科 児玉庸夫教授(医薬品評価科学講座)により行われました。

 2日目の「セルフメディケーションの実践と安全性の担保」に関するシンポジウムでは、セルフメディケーション支援を実践する医療法人社団金匱会診療所薬局長の針ヶ谷哲也氏と、ビオセラクリニック薬剤部NATHERAの酒井美佐子氏により、それぞれ「漢方の実践」と「ハーブ&サプリによる症状緩和の実践」における安全性に担保に関する科学的な説明がなされました。また北澤京子氏(日経BP社)は情報提供者としての立場から、今井聡美氏(納得して医療を選ぶ会)は顧客の立場から、消費者ニーズとしてのOTC医薬品やサプリメント、健康食品の実効性や安全性についての実践的な提案が示されました。

 ポスター発表では、OTC医薬品、食品・栄養、健康管理、薬育、セルフメディケーションの実践に関連する26演題の発表があり、本学関係者からも5演題が発表されました。「地域医療に貢献する薬剤師の輩出」を目指す本学としても、セルフメディケーションの普及、啓蒙そして実践支援を今後も行って参りたいと思います。





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