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九十九里地域医療夏期セミナー2013の様子を日本薬学会第134年会で発表しました。

 

写真1
写真1:質問を受けている名執君
写真2
写真2:ディスカッション中

実施日:平成26年3月30日(日) 
場所:熊本市
報告者:地域連携小委員会

   夏期セミナー2013にスタッフ学生として活動した4年生の名執翔君が、「多職種協働の地域医療・福祉に関する参加型セミナー受講者の意識変化からみたその有用性の検討」というタイトルで日本薬学会第134年会(熊本)にてポスター発表を行いました。

夏期セミナー2013では、医療過疎、高齢社会が身近な問題として挙げられる九十九里地域をフィールドに、受講生が医療関連機関、福祉関連機関、市役所、商工会議所や住民活動団体等を訪問し、フィールドワークを行いました。ワールドカフェスタイルのディスカッションにて受講者間での情報の共有化を図った後に、実際の症例を用いて当該生活環境における問題点の抽出やその解決策を提案することを行いました。このセミナーには医師を含む一般の方やビジネス学科の学生の参加もあり、医療福祉を中心とした「まちづくり」に興味を持つ受講生など、幅広い職種の関係者が集いさまざまな視点からの討議が繰り返されました。

本発表は、受講生のセミナー参加前後における「地域医療」に関するアンケート調査をまとめたものでありましたが、とりわけ「地域の医療・福祉を担うための知識や自信、地域の医療・福祉を身近に思える」と言った項目の数値が上昇し、夏期セミナーの有用性が示されたことを報告されました。名執君は、このような学会での発表は初めてのことであり、最初は緊張して準備していたことを全部話せなかったようですが、質問された方からのアドバイスもあり、すぐに落ち着いて説明や回答ができるようになりました。

本セミナーは、文部科学省の大学間連携共同推進事業、「実践社会薬学の確立と発展に資する養成プログラム」の一環としても実施されており、千葉大学薬学部からも参加しました。同じ薬学部でも他大学学生との交流から共感できることや、多くの気付きが得られたようです。

以下、発表した名執君のコメントです。
発表会場には、たくさんの参加者が集まり、本発表への興味の高さが伺えました。学会発表を通じ、このセミナーで学んだ多くのことの重要性を改めて実感し、また今年の夏期セミナーにも参加したいと思いました。セミナーは参加したら終わり、この発表で終わりではなく、その後の取り組みが重要であり、地域全体の連携が大切であることを多くの人に伝えていきたいと思いました。
参考
九十九里地域医療夏期セミナー2013ホームページ

九十九里地域医療夏期セミナー2013スタッフ学生ホームページ

平成24年度 文部科学省 大学間連携共同教育推進事業 「実践社会薬学の確立と発展に資する養成プログラム」

平成24年度 文部科学省 大学間連携共同教育推進事業 「実践社会薬学の確立と発展に資する養成プログラム」 活動報告





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