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九十九里コミュニティヘルスケア夏期セミナー2016 
『今こそ「災害」の話をしよう ~ひと・まち を支えるということ~』

写真1
フィールドワーク
写真2
グループワークの様子

実施日:2016年8月27、28日
報告者:薬学部地域連携教育委員会・地域教育医療福祉センター

  8月最後の週末、恒例の九十九里コミュニティヘルスケア夏期セミナー2016が、医学、薬学、看護、福祉で学ぶ大学生を中心とした50名弱の受講生の参加により、開催されました。今年のテーマは災害・防災。

 『今こそ「災害」の話をしよう ~ひと・まち を支えるということ~』をスローガンに、基調講演では、宮城県女川町の復興に取組む『かまぼこ高政』の高橋正樹氏にお話しいただきました。『かまぼこ高政』は被災後いち早く事業を再開したとのこと。事業の再開は地域における雇用機会の創出とともに、地域生活者の日々の暮らしを支えています。地域住民の生活があってこそ地域の未来に希望が生まれるとの信念のもと、今なお復興活動に取組んでいるとのことです。

 このセミナーの特徴でもあるフィールドワークでは、山武市における「災害時保健活動」、浅井病院の「精神科病院の災害対策」、ヘルパーステーション「温」では「有事の際の在宅ケア」、東金特別支援学校における「地域連携防災教育」、住民活動による「防災活動からまちづくりまで-九十九里の海・木戸川・被災復旧の実態-」、小林牧場での「被災者の希望を叶える支援活動」の6施設に伺いました。それぞれの施設は通常業務の傍ら、熱心に災害時活動や防災活動に従事しており、受講生たちにとって忘れがたい経験となりました。

 セミナー2日目は過去5年間で100回以上にわたる被災地支援ボランティア活動を実施している大里総合管理株式会社(大網白里町)の野老社長の講演を拝聴するとともに、フィールドワークの成果を共有し『ヘルスケアのまちづくり』の視点から討論を重ね『10年未来のまちづくり』を提案しました。これからの社会を担う若者たちが自らの足を傾けたフィールドワークや様々な専門家の意見に基づき、学生同士で議論を交わしてたどり着いた一つの提案。将来、さまざまな地域で生活することになるであろう受講生たちが、それぞれの地域で今回の学びの成果を発揮してくれることを期待しています。

 城西国際大学は地域の様々な協力者との連携・協働を重ね、これからもヘルスケアのまちづくりに注力してまいります。


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