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スイスの薬剤師による新しい取り組み ~クオリティーサークル~

 

写真1
オリバー・ブニョン教授
写真2
セミナー風景
写真3
セミナー終了後の集合写真

実施日:2016年10月12日
場所:千葉・東金キャンパス
報告者:国際教育小委員会

 城西国際大学(JIU)薬学部は、薬剤師の世界標準を知るために、海外で活躍する薬剤師の役割を学ぶ国際教育を展開しています。

 10月12日、スイス・ローザンヌ大学薬学部からオリバー・ブニョン教授をお招きし、第18回薬学国際教育セミナーを開催しました。本学薬学生の国際感覚を高めることを目的に毎年秋に行っている“国際薬学ウィーク”のキックオフセミナーとして開いたものです。今回のテーマは、「スイスの薬剤師による新しい取り組み―薬剤師と医師によるクオリティーサークル」でした。

 スイス・ロール地区では、患者さんが薬のボトルを開ける操作を電気信号的にモニタリングできるシステムにより、薬剤師が患者さんの服用状況を的確に把握し、服薬に問題がある患者さんに手遅れにならずに良いタイミングでカウンセリングを行うことで、治療効果を高めることに成功しました。この取り組みは、ロール地区の医師や在宅看護師とさらに良い連携を生み出すことにもつながっています。
 近い将来、日本の薬剤師はこれまでの様に医師の処方通りに調剤しているだけではその役割は不十分となり、もっと地域住民の健康増進に積極的に関わっていく必要があります。その将来展望を考える上で、スイス・ロール地区における薬局薬剤師による画期的な取り組みは衝撃的でした。

 JIU薬学部では、これからもクスリをキーワードに国内外の学生・教職員との交流を行い、国籍を問わず多くの人の幸せに関わることのできる薬剤師をたくさん育てていきます。


 城西国際大学薬学部 ”国際薬学ウィーク2016 “とは
 2013年から城西国際大学薬学部では毎年10月27日~11月9日(読書週間と同時期)の2週間、“薬学”と”国際社会”をテーマにして開催しています。今年の標語は、「新しい薬学を見つけるために、Let’s change gears!」です。

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