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「世界との出会いが新しい薬学へと導く
-超高齢社会を迎えた先進国の医療保険制度における独自性と工夫-」
実施日:2017年7月24日
場所:千葉・東金キャンパス
報告者:国際教育小委員会
本学海外提携校であるタイ王国チュラロンコン大学薬学部からプリー・アナンタチョティ准教授(国際共同教育部門長)をお招きし、第20回薬学国際教育セミナーを開催しました。この日は5年生が11週間にわたる病院・薬局実務実習を終え、はじめて大学に戻ってきた日でもありました。
今回のテーマは、「世界との出会いが新しい薬学へと導くー超高齢社会を迎えた先進国の医療保険制度における独自性と工夫ー」として、日本の医療現場でトレーニングを終えたばかりの学生に向けて、プリー先生のご専門である医療保険制度の基本的な考え方、そして、主要先進国の医療保険制度に見られる独自性や超高齢社会への対応についてご講演をいただきました。なかでも、各先進国は少子高齢化で医療の財政負担が急増するなか高額医療費を必要とする患者さんの増加をどう防ぐか。国民の医療サービスへのアクセスの仕方や日本で置き換えると都道府県レベルで医療保険制度の運営を任せ,地域間相違を認めている国などもご紹介いただきました。
また最後に、国民一人ひとりが医療保険制度を理解して、よりよい制度にしていくことも大切であると話されました。
JIU薬学部では、これからも薬をキーワードに国内外で交流を行い、国籍を問わず多くの人の幸せに関われる薬の専門家をたくさん育てていきます。
●”薬学国際教育セミナー “
2009年11月から定期的に開催され、国際的に活躍されている国内外の薬剤師、大学教員、そして、研究者をお招きして学術的な講演会を行っています。
●城西国際大学薬学部”交換留学制度”
薬学5年生を対象に本学との海外提携校へ交換留学(3ヶ月)を2015年度から実施しています。
タイ王国チュラロンコン大学では現地薬学生とともに授業に参加します。また、同大学薬学部の研究室配属生となり国際社会薬学に関する研究テーマにも取り組み単位修得を目指します。