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教 員 プ ロ フ ィ ー ル
フ リ ガ ナヨシダ トモヒコ職 位教授所 属 国際人文学部
 国際交流学科
氏  名吉田 朋彦
主  な  学  歴
年  月事         項
1985年04月
(昭和60年)
東京大学文科三類(入学)
1990年03月
(平成2年)
東京大学 文学部 言語学専修課程(卒業)
1990年04月
(平成2年)
東京大学大学院 人文科学研究科 修士課程(入学)
1992年03月
(平成4年)
東京大学大学院 人文科学研究科 修士課程(修了)
1992年04月
(平成4年)
東京大学大学院 人文科学研究科 博士課程(入学)
1996年09月
(平成8年)
University of London, University College London(入学)
1997年09月
(平成9年)
University of London, University College London(卒業)
1998年03月
(平成10年)
東京大学大学院 人文科学研究科 博士課程(満期退学)
主  な  職  歴
年  月事         項
2001年04月
(平成13年)
城西国際大学 人文学部 講師
2005年10月
(平成17年)
城西国際大学 人文学部 助教授
2007年04月
(平成19年)
城西国際大学 人文学部 准教授
2008年04月
(平成20年)
城西国際大学 国際人文学部 准教授
2011年04月
(平成23年)
城西国際大学 学生部副部長
2015年09月
(平成27年)
城西国際大学国際人文学部 教授
2017年03月
(平成29年)
城西国際大学 副学長
2017年04月
(平成29年)
城西国際大学 国際教育センター所長
学会及び社会における活動等
所属学会◎日本言語学会
年  月事         項
2010年09月
(平成22年)
日本言語学会 (現在に至る)
賞         罰
年  月事         項
 特になし
主 な 資 格 ・ 特 許
年  月事         項
1997年10月
(平成9年)
M.A.in Linguistics
教育研究業績書
研究分野研究内容のキーワード
・言語学
・日本語学
・意味論・語用論・指示詞
教育上の能力に関する事項
事 項年 月概要
1.教育方法の実践例  
プリント配布・キーワード確認2016年09月
(平成28年)
「言語学概論a」「言語学概論」では、授業内容の説明補助のプリント配布に代えて、内容のキーワードを答えさせるためのプリントを配布した。これまで配布してきた説明用のプリントは、授業理解の補助としては役に立つ。しかし、今年度は学生がいっそう積極的に授業を聞き取り、黒板を見てノートを取る作業を補助することを目的として、キーワード重視のプリントを作成した。
学生が積極的に書けるプリント作成2017年03月
(平成29年)
「言語学概論」の授業は、初学者が多く、留学生も多い。従来、講義内容の重点を書いたプリントを配布していたが、2016年度からプリントに講義内容に関する質問のみを書き、学生が積極的に聞き取り、書き込めるようにした。2017年度は授業内容の変更に合わせ、改善を加えた。
学生が積極的に書けるプリント作成2018年09月
(平成30年)
「言語学概論」の授業は、留学生が多く、専門用語の理解を含め授業内容の理解を助けるプリントの必要性を感じてきた。今年度も講義内容に関する質問と必要な図表を書き、学生が積極的に聞き取り、書き込めるようにした。この狙いは、トピックを学生にまず与え、学生はその内容を探して授業に集中することである。
英語の語法理解のための視聴覚教材の利用2019年01月
(平成31年)
授業で扱った英文にあった英語の呼称の用法を説明したのち、視聴覚教材によって学生の理解を深めるようにした。視聴覚教材として、英語字幕が付いた映画のDVDから、英語の呼称が頻出するものを選んだ。それを学生に見せ、学生が呼称を場面とともに学ぶことができた。
学生が積極的に書けるプリント作成2019年09月
(平成31年)
「言語学概論」では、授業の進行と授業内容の理解のために、ほぼ毎回、重要な内容を質問形式にしたプリントを配布した。それによって、学生が授業内容のトピックや説明のどこに注目したらいいかを予め理解し、授業内容に集中することができると考えたからである。プリントの内容は、毎年、シラバスや学生の理解度を考えつつ作成している。
オンライン授業の実施2020年09月
(平成32年)
2020年度春学期は、すべて同時双方向型のオンライン授業を実施した。国際人文学部の授業は、テキストを指定しなかったので、従来のプリントと板書に代えて、パワーポイントを使用した。また、学生が画面を見るだけにならないよう、事前配布資料を毎回作成し、小テストも実施した。大学院の授業は、資料を配布し、パワーポイントも使用した。その結果、学生の発言や発表を重視する授業になった。
オンライン授業の実施2021年01月
(平成33年)
2021年度秋学期は同時双方向型とオンデマンド型の両方を行っている。同時双方向型の授業は修士課程・博士課程の授業で、履修者が発表や発言を積極的に行うようにし、パワーポイントとチャットを黒板代わりに使用して理解を深めるようにした。国際人文学部の授業はオンデマンド型のみの予定だったが、海外にいてオンデマンド型の履修が不可能な学生がいたため、同時双方向型の授業も実施した。
2.作成した教科書、教材  
プリント教材作成2012年03月
(平成24年)
「日本語の語彙・意味」では、すべてのトピックについてのプリント教材を配布した。
プリント教材作成2012年03月
(平成24年)
「言語学概論b」のテキストはGeorge Yule著The Study of Languageの翻訳であるが、原著が改訂され、翻訳とのずれが生じていた。それを補うために、トピックごとにプリントを配布した。
プリント教材作成2013年03月
(平成25年)
「言語学概論b」のテキストは翻訳で、原著の最新版と異なる箇所がある。そのため、最新版の内容を取り入れ、他の参考文献も用いたプリント教材を作成した。
プリント教材作成2013年09月
(平成25年)
「言語学概論a」では、すべてのトピックについてハンドアウトを作成・配布し、それをもとに授業を進めた。大学院グローバルコミュニケーション専攻の「グローバルコミュニケーション基礎論III(アカデミックライティング)」では、Powerpointファイルとプリントを作成した。
プリント教材作成2014年03月
(平成26年)
「言語学概論b」は内容が多岐にわたり、日本語・英語の例文も多いため、授業内容の理解を促進するために、扱ったトピックすべてについてプリント教材を作成し、配布した。
プリント教材の作成2014年09月
(平成26年)
「言語学概論a」はテキストを指定せず、授業の内容を大幅に変更した。そのため、すべてのトピックについてプリント教材を作成し、学生の理解度向上につとめた。大学院人文科学研究科グローバルコミュニケーション専攻の「グローバルコミュニケーション基礎論III(アカデミックライティング)」では、主要なトピックについてプリント教材を作成し、授業の補助とした。
プリント教材作成2015年03月
(平成27年)
「言語学概論b」はテキストを指定せず、オリジナルな内容で授業を行った。そのため、すべてのトピックでプリントを配布し、授業の補助とした。
プリント教材の作成2015年09月
(平成27年)
「言語学概論」「言語学概論a」は、テキストを使用せず、配布プリントに基づいて授業を行なった。大学院人文科学研究科グローバルコミュニケーション専攻の「グローバルコミュニケーション基礎論III(アカデミックライティング)」でもプリント教材をもとに授業を行なっている。どちらも内容を適宜入れ替え、学生が理解しやすいようにしていりる。
プリント教材作成2016年03月
(平成28年)
「言語学概論b」はテキストを指定せず、すべてのトピックについてプリント教材を作成して配布した。内容は前年度のものを改訂し、学生の理解度を高めるようにした。
プリント教材作成2018年03月
(平成30年)
「言語学概論b」「言語学」では、専門用語の意味や例文など板書しない方が授業の進行をスムースにできる。そのため、毎回、プリント教材を作成して配布した。留学生も履修するため、授業補助の効果はあると考えられる。
プリント教材作成2019年01月
(平成31年)
「言語学」で授業内容の理解を補助するプリントを作成した。「言語学」の授業ではメタファーやメトニミーなどの例文が多く出てくる。今年度はNHKアナウンサーの文章からコミュニケーションのメタファーを取り出し、メタファーがどのように用いられるかを実例によって示した。
プリント教材作成・パワーポイントファイルの作成2019年09月
(平成31年)
「言語学概論」では、学生が授業内容を記入できるプリントを作成し、ほぼ毎回配布した。人文科学研究科の「日本文化研究c(言語)」と「グローバルコミュニケーション研究a(言語学)」では、主に留学生が授業内容を理解しやすくなるように、トピックごとにパワーポイントを使用した。
パワーポイント資料と学生が記入できる授業前資料2020年09月
(平成32年)
「言語学概論」では、パワーポイント資料を作成した。また、これまで配布していたプリントに代え、オンライン授業で使える「事前資料」と称してプリント教材に相当する資料を配布した。これを授業前に配布することにより、履修者は授業の概要を亜把握することができ、オンライン授業を受けながら説明を記入することができ、授業評価でも好評だった。
パワーポイント資料と学生が記入できる授業用資料の作成2021年01月
(平成33年)
「言語学」の授業は、オンライン授業用の資料として、パワーポイント資料を新たに作成した。また、従来使っていたプリント教材に代えて授業用資料に基づく、学生配布用の、授業前資料を配布し、オンライン授業の説明を記入できるように工夫した。
3.教育上の能力に関する大学等の評価  
学生による授業アンケートの結果2012年09月
(平成24年)
日本語学概論aでは「授業について」の項目がほぼすべて4.0〜4.2であった。講義内容の専門性と留学生の履修を考慮すると、概ね良い評価と言える。
学生による授業アンケートの結果2013年03月
(平成25年)
「日本語学概論b」のアンケート結果のうち、「講義要項・シラバス」と「授業について」の項目はすべて4.3と4.4だった。履修者が1年生から4年生までであることと、多くの留学生が履修していること、内容の専門性をことを考えると、良い評価が得られたと考えられる。
学生による授業アンケートの結果2013年09月
(平成25年)
「言語学概論a」と「日本語学概論a」の両方で良好な結果(教材・内容・授業の進め方はすべて3.7〜3.9)が得られた。講義内容が専門的で、履修者が1年次から4年次までにわたることと、留学生もいることを考えると、概ね良好といえる。
学生による授業アンケートの結果2014年03月
(平成26年)
授業アンケートの結果は良好である。講義科目(「言語学概論b」「日本語学概論b」「日本語の語彙・意味」)では、どの科目も授業の関する質問では4.1以上である。教材・授業内容・授業の進め方は、「言語学概論b」と「日本語学概論b」では、4.3以上だった。履修者が留学生と国内学生の両方であること、内容が専門的であることを考えると、良好な結果と言える。
学生による授業アンケートの結果2014年09月
(平成26年)
アンケートの「授業について」の点数は良好である。「日本語の語彙・意味」ではすべてが4.0以上で、内容の充実度などは4.3であった。「言語学概論a」でもすべて4.2以上で、特に教材の適切さや内容の充実度に対する評価と学生の満足度は高く、4.7か4.8である
学生による授業アンケートの結果2015年03月
(平成27年)
「言語学概論b」は、「授業について」の項で平均4.4と好評価であった。「日本語学概論b」でも平均は4.2であり、内容や授業の進め方に配慮した結果、十分な評価が得られたと考えられる。
学生による授業アンケートの結果2015年09月
(平成27年)
学生アンケートの結果は良好である。アンケートの「授業について」では、「日本語学概論a」と「日本語の語彙・意味」ではすべて3.9以上である。「言語学概論」「言語学概論a」では3.8前後である。
学生による授業評価の結果2016年03月
(平成28年)
授業評価の結果はとても良い。「言語学概論b」では、「授業について」の質問に対し、回答は最低でも4.0、ほとんどが4.2以上である。「日本語学概論b」では、最低でも4.3、多くが4.4以上である。プリント配布など理解度を高める工夫が役に立ったと考えられる。
学生による授業評価の結果2016年09月
(平成28年)
「言語学概論a」「言語学概論」「日本語の語彙・意味」「日本語学概論a」は、どれも「授業について」の項目が4.0前後だった。留学生が多かったこともあり、わかりやすい日本語を使うように心がけた。また、履修者数が多かったので、クラスマネジメントに留意し、その結果、評価は例年とあまり変わらなかった
学生による授業評価の結果2019年09月
(平成31年)
授業評価の結果、「言語学概論」では、内容の充実などで「そう思う」「強くそう思う」という肯定的な評価が過半数だったが、否定的な評価も10%程度あった。初学者が多く、留学生もいるクラスなので、説明のスピードや資料の使い方に注意してきた。今後は、授業方法に留意しながら進めるようにする。
人文科学研究科グローバルコミュニケーション専攻の「グローバルコミュニケーション研究a(言語学)」は回答者全員が授業の充実度や総合的な評価など、ほとんどの項目で肯定的な評価をしており、満足度が非常に高かった。
学生による授業評価の結果2020年01月
(平成32年)
「言語学」では回答者の80%が総合的な評価などで「強くそう思う」「そう思う」と肯定的な評価をしており、全体として満足度は高かったと考える。人文科学研究科修士課程の「日本文化研究c(言語)」「日本文化演習c(言語)」の授業評価の結果は、内容の充実度をはじめすべての項目にわたって満足度が高かった。
学生による授業評価の結果2020年09月
(平成32年)
授業評価の結果は良好だった。初めてのオンライン授業だったが、「言語学概論」では、いずれの項目でも80%前後の学生が高く評価した。
授業についての中間アンケートの結果2021年01月
(平成33年)
「言語学」の授業では、「授業についての中間アンケート」の結果で、「理解しやすい」「解説がわかりやすい」「内容が豊富」など良い評価が得られた。今後もこの評価が継続するように努める。
4.実務の経験を有する者についての特記事項
 特になし
  
大学・地域への貢献に関する事項
事 項年 月概要
1.地域への貢献  
高大連携2003年03月
(平成15年)
本学の高大連携プログラムに参加し、東金高校の生徒を指導した。
高大連携プログラム2004年03月
(平成16年)
本学の高大連携プログラムに参加し、東金高校の生徒を指導した。
学外からの委嘱2009年03月
(平成21年)
千葉県環境生活部NPO活動推進課の千葉県協働事業評価委員会委員。
学外からの委嘱2010年03月
(平成22年)
千葉県環境生活部県民活動・文化課(旧・NPO活動推進課)の千葉県協働事業評価委員会委員。
模擬授業2016年03月
(平成28年)
2016年3月10日に、静岡県立浜松城北工業高校で模擬授業「ことばの中の記号―音声・文字・絵文字」を行った。
成東高校との高大連携プログラム2016年09月
(平成28年)
国際人文学部からは、多文化共生をテーマにしたプログラムを出してほしいという依頼に応え、2017年度のプログラムを企画し、本学と成東高校の承認を得ることができた。
高大連携プログラム2018年03月
(平成30年)
成東高校との高大連携プログラム「つくもタイム『多文化共生』」の年間授業案を作成し、担当者の配置も行った。また、「言語とコミュニケーション」というタイトルで1回、授業を行った。

クラーク記念国際高等学校との高大連携の担当者として、同校との調整及び教員の配置を行った。
著書・学術論文等の名称単著共著の別年 月発行所、発行雑誌等
又は発行学会等の名称
備考
(著書)
1.『日本語 意味と文法の風景
 ――国広哲弥先生古稀記念論文集――』
共著2000年02月
(平成12年)
ひつじ書房「方角と方向の指示詞について」pp.193-209 
2.『日本語を知るための51題』共著2004年12月
(平成16年)
研究社pp.9-12, 17-20, 37-39, 45-48, 49-52, 61-64, 77-80, 97-100, 101-104, 105-108, 113-116, 117-120, 121-124, 137-140, 141-144, 149-152, 153-156, 157-160, 161-164, 165-168, 169-172, 181-184, 185-188, 189-192, 193-196。
 
3.『日本語研究の12章』共著2010年06月
(平成22年)
明治書院「研究史としての「こそあど」―佐久間鼎のリズム研究から指示詞論まで―」pp.224-236 
(学術論文)
1.「「こそあど」と空間表現」単著2002年03月
(平成14年)
城西国際大学 『城西国際大学紀要』第10巻第2号 pp.17-31 
2.「佐久間鼎の指示詞論―その背景の考察―」単著2003年03月
(平成15年)
城西国際大学 『城西国際大学紀要』第11巻第2号 pp.71-88 
3.「気象の表現についての一試論――コトと述語の分析――」単著2005年03月
(平成17年)
『城西国際大学紀要』第13巻第2号 pp.55-75 城西国際大学 
4.「W.G.アストンの日本語研究
 文典の研究の意義と先行研究の検討」
単著2007年03月
(平成19年)
『城西国際大学大学院紀要』第10号 pp.35-54 城西国際大学 
5.「W.G.アストンの口語文典初版における名詞と代名詞」単著2008年03月
(平成20年)
『城西国際大学大学院紀要』第11号 pp.13-32 城西国際大学 
6.「指示詞と文法現象
 ――佐久間鼎の文法研究における関連性――」
単著2012年03月
(平成24年)
城西国際大学『城西国際大学大学院紀要』15号、pp. 15-28 
7.「W. G. アストンの『文語文典』における「活用しない主要語」の改訂

 ――記述の視点の変化と人代名詞・指示代名詞の体系の再編――」
単著2021年03月
(平成33年)
『城西国際大学紀要』第24巻(2021年3月発行予定) 
(学会発表)
1.「指示詞と佐久間鼎の語法研究
 ――W.G. Astonと松下大三郎との比較から――」
単独2015年10月
(平成27年)
2015年度第2回 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所「通言語的視点から見たオーストロネシア諸語の情報構造」研究会 
(その他)
1.「大辞林(第二版)」その他1995年11月
(平成7年)
『大辞林』第二版、三省堂 
研究助成金、GP等の採択実績
研究テーマ区 分年 月助成機関・助成金等の名称概 要
 特になし
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