城西国際大学は、「学問による人間形成」および「国際社会で生きる人間としての人格形成」を建学の精神・教育理念として謳い、開学以来、これらの理念を体現する学生を育成し、社会に送り出すことに努めております。そして、この理念の礎として、学生が人格形成を成し遂げ、教養を培うことを、今まで以上に、また、全学的に、推進するために、リベラルアーツ＆サイエンスセンター（通称：ＬＡＳセンター）を２００７年４月に開設しました。
　当センターは、今を生きる学生一人ひとりのうちにこの建学の精神が確かな灯し火となるように、新たに、学部・学科横断的な様々な教育プログラムを開発・提供・運用し、教育効果を測定しながら、改良に努めております。特に、従来の学部教育、アドバイザー制度を支援しながら、基礎教養、人格形成に関して、学生一人ひとりに対する具体的な教育支援を、通常のカリキュラムを越えて日常的に行っています。

　リベラルアーツとは「自由学藝」とも訳され、西欧古代中世社会から伝わる人間としての完成の基礎科目と考えられるもので、近代の大学においても、立派な社会人となるための基礎教養や、専門科目に先立つ基礎科目の意味で使われています。独立不羈なる個人の人間としての完成を理念として含む言葉です。
　サイエンスとは、元来は知識の総体を示すラテン語に由来します。１６世紀の科学革命以後、サイエンスは、自然科学、理科を意味する言葉となりましたが、現代はまた文理融合の時代として、総体的な知の模索が課題となっています。