国際文化専攻(修士課程)
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特色

2つの柱 ―日本研究・比較文化研究―

国際文化専攻は、日本研究、比較文化研究を柱としています。それぞれを「日本文化分野」「比較文化分野と称し、文学、歴史、言語、社会などに関するさまざまな授業を開講しています。

「日本文化分野」では、時間軸で分けた科目と、歴史・文学・言語・美術といった分野別の科目により、日本文化を立体的にとらえます。

「比較文化分野」では、アジアやヨーロッパの文化を比較、相対化することによって新たな側面を発見し、それぞれの独自性や普遍性を発見することを目的としています。

また、「インターンシップ」を導入し、教員など専門職に就くためのスキルアップ、社会人としての実践能力の育成を支援し、就職を視野にいれた指導にも力を入れています。

なお、国語科(中学校・高校)・社会科(中学校)・地理歴史科(高校)・英語科(中学校・高校)の一種免許状を持っていれば、必要な科目を履修することにより、修士課程修了と同時に専修免許の取得が可能です。

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修士課程修了までのプロセス(2年間で修了する場合)

1年次

  • 入学時に専攻する分野と指導教員を決めます。
    →「日本文化分野」(日本の歴史、文学、言語など)
    →「比較文化分野」(比較文化、比較芸術、対照言語学、比較考古学など)
  • 修了までに34単位以上を取得します。所属する分野の科目授業を中心に履修します。
  • 必修の国際文化基礎論I(研究/調査法)」「国際文化基礎論II(発表/論文作成)」で研究のための基礎を学びます。
  • 所属分野の講義科目から選択で12単位以上を履修、演習(必修)は2年間継続して1科目8単位を履修します。
  • さらに、他分野・他専攻の講義・他研究科講義科目も履修しなければなりません。
  • そのほか語学を中心とした「分野共通科目」から選択して履修します。

2年次

  • 指導教員から修士論文の指導を受けて、修士論文の執筆を進めます。必要に応じて、修士論文の副査から指導を受けることも可能です。
  • 修士論文中間報告会で各自、プレゼンテーションを行ないます。このときに、指導教員以外の教員や大学院生と発表テーマについて議論することができます。
  • 修士論文を1月(9月入学生は8月)に提出します。その後、複数の教員によって論文審査と口述試験が行なわれます。

修士論文論題目例

国際文化専攻修士課程の論文題目例です。毎年、さまざまなテーマの修士論文が提出されます。ここに挙げられた論文題目はその一部に過ぎません。

安倩
「『伊勢物語』における和と漢の二重性―その継承と影響を中心に」(2011)
王川
「夢窓疎石と「庭之癖」―造園及びその背後思想を中心に―」(2011)
田口信一
「Changes in Sukuma society caused by Nile Perch fishery in Mwanza」(2010)
丹藤弘明
「デザイン棺桶の機能と葬送儀礼の変容―ガーナのガ族における葬送儀礼の民族誌―」(2010)
城土井真
「アジアの麺文化とインスタント・ラーメン文化におけるグローカリゼーションの影響」(2009)
田中春菜
「ドラマ「ダーク・エンジェル」に見る異文化コミュニケーション-英語のセリフと字幕の乖離-」(2008)
布施友理
「埴輪と前方後円墳築造企画の関連性に関する基礎的研究」(2008)
小島多香子
Changes in the ethos of medical publications as reflected in progressive alterations in the Uniform Requirements for Manuscripts Submitted to Biomedical Journals from 1979-2007 (2008)
堀内大樹
「映像作品の影響関係について-小津安二郎を中心に-」(2007)
布施友海
A Possibility of an eclectic method based on communicative approach in English Language Education (2006)
寺岡和貴
「「サウンドスケープ」と「民族音楽学」の理論的協調性の検討」(2004)
宇井裕子
「インカにおけるジェンダー論-シルバーブラットの論説と年代記を中心に-」(2004)
徐雪青
A Study on the Good Earth (2004)
徐聖芬
「17世紀中葉におけるオランダの台湾支配〜原住民の考察を中心に〜」(2003)
王偲字
「鴨長明の「無常観」・「死生観」・「人間像」について」(2003)
李穎清
「日本語語彙の体系論的教授法」(2003)
柴崎小百合
「アメリカ映像文化における黒人像-公民権運動との相互作用について-」(1998)
内山達也
「アイヌ民族の方位観-「神窓」の方位、「東」と「川上」に関する若干の考察-」(1998)
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